前回、前々回は、
妻が子供を連れて家を出て行った後の、私の状況について。。。
- 相手に原因を求めず、自分のことを冷静に、そしてしっかりと見直すための「心がけ」を毎日行っているのこと
- 出て行った当初は、懸命に抑えようとしても度々込み上げてきた「妻への苛立ち、腹立たしさ」は、最近ではそれほど感じなくなってきたこと。(※)
についてお話ししました。
(※)距離が離れているから、このように感じてしまっているだけかもしれないことには、注意が必要。引き続き自分の状況をしっかりと見極める必要があると考えます。
今回は、
これまでの生活の中で積み重ねられた「妻に対する苛立ちや、腹立たしさ」を、
以前ほど感じなくなった「きっかけ」について、お話しようと思います。
「ヒトとの関係性」に対する意識を変えることになった「大きなきっかけ」
~周囲に気付かせてもらえた大切なこと~
変わらない毎日を過ごしていれば、「今までの経験による過信」が邪魔をして、
容易に聞き入れることができなかったと思う言葉たちです。(経験といっても、人生経験は「生まれてから数十年」だけです。。)
そして、今まで耳にしたことがある言葉も、いくつかありました。
これらの言葉を否定するための理由は、考えればいくつも思いつきます。
ただ、「何かを恐れて」否定したくなっているのであれば、
一旦、「恐れなくてもよい心境」に “なったこと” にして、
その言葉を試しに受け入れてみる余裕があっても良かったかもしれません。
否定する理由は簡単に見つけられますが(ポイントでダメ出しをすればよい)、
「肯定して受け入れる」ことを自分に納得させるのは、結構難しいですからね。
① カウンセラーさんのお話
私は、仕事で大きな問題に直面し、すぐにでも問題を解決しなければならないとき、
解決するための原動力として「怒り」を使っていました。
ただ、積極的に引き出すということではなく、
自分の中から自然に涌き出てくる「怒り」の波に、上手く乗ろうとしていました。
そして、自分の中の「怒り」が、周囲への「いらだち」に形を変えて、
外部に対して発散されることがないように、
常に細心の注意を払っていました(少なくとも仕事では・・)。
自分の中の「怒り」は、「心の中の自分」に対してぶつけていました。
「自分はなぜ、問題に直面するような状況を起こしてしまったのか」
「自分はなぜ、事前に止められなかったのか」
「たとえ相手が原因であっても、問題発生前に予見して、なぜ先手を打てなかったのか」
「上手く対応しきれなかった自分」に対して、「怒り」をぶつけていました。
そして、「問題解決のための原動力」に転換させていました。
仕事で「怒りの力」を用いると、
多くの場合、爆発的な力で、問題を乗り越えて行くことができました。
今回の「妻が子供を連れて家を出る」ことが起こる前までは、
「爆発的な力により、問題を乗り越える」という行動について、
「そこまで問題がある考え方ではない」と考えていました。
むしろ、上手く仕事が回るのだから、好都合とすら考えていました。
ただ今回の件が起こり、
家族の関係と、自分の「怒り」「爆発的な原動力」に対し、
多少の違和感を感じ、カウンセラーさんに「引っ掛かる気持ち」を話してみました。
話しをする中で、
これまで見えていなかったことに、気付かされました。
今まで「引っ掛かっている」と感じていたことの原因について、腑に落ちたように感じました。
カウンセラーさん曰く(※)、
- 怒りや腹立たしさは大きなエネルギーがあるから、そのエネルギーを使うと、いつも以上の結果が出せるかもしれない。そして、直面する問題の解決にも、役立つかもしれない。結果的に、自信や、周囲からの評価につながることも多いと思う。
- そして、「直面する問題を解決した」ということは、直面した問題、置かれた状況を「自分のやり方で解決できた」という自信にもつながる。
- 相手のあることであれば、結果として「他人を自分のコントロール下に置く」という状況も伴うかもしれない(たとえ、積極的な意思を持っていなくても)。
- この「怒り」⇒「問題解決」の経験を繰り返すと、もしかしたら「自分は周囲をコントロールできる」「思い通りにできる」という気持ちを、無意識的であっても持つことになるかもしれない。
- ただ、人は自分の思い通りになんて簡単に動いてくれない。それぞれが、色々な考えを持って生きている(当たり前のことですが、本当に胸に沁みました)。
- 「怒りのエネルギー」を使うときには、「自分は周囲をコントロールできる」と勘違いしてしまうかもしれない岐路に立っていることを、少しだけ気にしておいてもいい。
(※)カウンセラーさんからの一言に、私の理解・解釈を加えています。カウンセラーさんの意図とは異なる解釈となっている可能性にご注意ください。
いつも使っていた「怒りの利用」、、、
劇薬だと思っていましたが(自分の怒りを周囲に漏らさないことは肝に銘じていましたが)、
「自分は周囲をコントロールできる」という気持ちにつながるかもしれない行動だったことには、気付いてすらいませんでした。
これは、
以前に少し整理した家庭内の「共依存」関係における一般的な傾向、
「男性は支配する役割」を担う(潜在的な強者)
「女性は支配される役割」を担う(潜在的な弱者)
と重なるところがあります。
このように捉えると、「怒りの利用」は非常に危険な考え方です。
- 「怒りの原動力」による問題解決を繰り返すことにより、「自分は周囲をコントロールできる」という気持ちを持ってしまう可能性がある。
- しかし、人は自分の思い通りになんて動かない。それぞれが、当然、色々な考えを持って生きている。
- 家庭内において「共依存」関係が存在する場合、「自分は周囲をコントロールできる」という考えを(無意識的にでも)持つ状況に自分を置くことは、「共依存」関係を固定化することに加担していることにもつながりかねない。
カウンセリング、警察官の話、まだお話することはありそうなので
もう少し次回以降も続きます。
今日もありがとうございました。
=============
やす君パパのLiveブログ