日常生活の中でストレスを感じること。。。
学生時代、社会に出た後、独身時代・・・
もちろん、これまでにも何度となく有りました。
そして、よく思い出してみると、
独り暮らしをしていた頃の私は、
色々な「ストレスの解消法」を持っていたように思います。
<独身時代のストレスの解消法>
その①:声を出して歌う
- 誰の目も気にせず大声で歌をうたう。
- 最初はイヤイヤでも、声を出していると、イヤなことは消えて行くことは実証済み!(学生時代はコーラスをしていました)
- 定番は「The Blue Hearts」とのオペラの「カルメン」。。
- 車を運転しながら、音をハズしても気にせず、大声で叫んでいました。▶▶スッキリ!
その②:本のイッキ読み(知らない世界に触れてみる)
- 自分の知らない分野の本を、まとめて読む。
- 行きつけの書店で立ち読み ⇒ 思い切って大人買い(10冊以上)
- カーテンは閉めて、部屋は明るくして、ケータイも、ネットも、テレビも、ラジオも消して、時間を気にせず、とことん読みふける。
- 1つのテーマに絞って、無心に読み続けると、今まで知らなかった世界が、突然見えるようになります。。▶▶スッキリ!
その③:まだ元気なうちに会社を休んでしまう
- どうしようもなく体調が悪くなって、突然長期休暇をとるくらいなら、事前に”こっそり”休む準備 ⇒ 狙いを定めて休暇を強行。
- できれば忙しくない時期に、休みを入れてあげる(小さな気遣い・・)
- ポイントは、できる限り外出は控えて家に籠ること(知り合いに出逢うと後々問題に、、、)。
- 自由な時間を過ごして、心身ともにしっかり休息。▶▶スッキリ
ここまでは、
ストレスや疲れをためてしまった後の、「ストレス解消法」でした。
このほかにも「ストレスをためない心がけ」、、、
日常生活の中で、一つのことだけに固執しない生活を送ることにも、
気を遣っていたように思います。
<独身時代のストレスをためない心がけ>
その①:仕事にメリハリをつける
- 仕事は、簡単には逃げ出すことができない「ストレスの元」になることを意識する。
- 自分しかできない(と思っている)仕事は本気で。
- 誰でもできる(と思っている)仕事・・・ルーチンの業務、何となく習慣化された雑務は、のらりくらりとしながら、できるだけ手を抜く。
- 無駄な仕事がいつの間にかなくなっていた。。という状況がベスト。習慣化された作業の必要性を話し合っても、大抵は受け入れられない。周囲と無駄な戦いはしない。
その②:やりたいときにき、やりたい運動を精一杯する(できるだけ習慣化を心がける。。)
- 夜勤明けには、いつも琵琶湖に行き、夕方まで泳いでいました(北に行けばとても水がきれいです。体もべたつきません。)。
- 少しでも「やろうかな。。」と思ったら、悩む前にやってしまう(やったとしても、失うものなんてほとんどない)。
その③:仕事とは関係のない勉強をやってみる
- 読書と合わせて、仕事とは関係のない勉強もしていました。
- 使う予定など全くありませんでしたが、資格の勉強が多かったかもしれません。。
- 資格勉強は、ゴールまでの道筋を誰かが示してくれているため、何気なく始めるにはとても気楽でした。そして、無事に結果が出ると少しうれしい(···もちろん、結果が出ないことは多々ありました)。
その④:機械いじりをする(車の整備)
- 子供のころから、物を分解することは好きでした。
- 学生時代に譲ってもらった車(18万キロ···)の整備を良くしていました。
- ラジエターを交換したり、バンパーの傷の修理をしたり、ダッシュボードを外して配線を交換したり。。。
- 手に負えなくなって、近くの整備工場に駆け込むこと(裏目に出ること)も度々でしたが、結構楽しんでいました。
その⑤:今後のことを考える(自分の市場価値の評価、自分の人生)
- 仕事が「ストレスの元」になって、辞めることにした場合、一体自分には何ができるのか。そして、本当はどのような人生を送りたいと思っているのか、立ち止まって考えてみる。(同じような仕事に転職することならできると思います。ただ、それで本当に良いのか。。青クサイなんて言わず、まずは考えてみる。)
- 程々上手くいっている時にこそ、今後の生き方について、考えていました。
〈そのとき思っていたこと〉
- 「 自分の市場価値は、どの程度か?」・・・他人の視点で評価される環境に身を置くことを、心がけていました。転職エージェント巡りを、よくしていました。直接会って、胸を張って「やりたいこと」を言うと、結構キツイことも言われます(落として上げる戦略なのかも?)。ただ、自分に足りないものに気付く、良い機会になりました。
- 「雇う側に立つ人と、雇われる人の考え方の違いは何か?」「どのようなことを考えているのか」・・・学生時代から、「日経ベンチャー」(今は廃刊)を読みふけっていました。成功例/失敗例、起業で大切なこと、経営者の考え方の共通点。。「起業家」の考え方の根底にあるものは、似通っているなと感じていました。。そして、当時の私には、新鮮でした。もっと上を向いて歩いて良いことに、安心しました。
その⑥:思い立ったら、即行動。やる必要もない無駄な行動をとってみる。
- 例えば....駅でたまたま「鶴の湯温泉」(乳頭温泉郷)(※1)の広告を見て「行ってみたいな」と感じている自分に気付いたなら、何も考えず、すぐに車に乗って、勢いで出かけてみる。片道1,000キロが無謀かどうかなんて、考えない。そして、大体何とかなる。大したことですらない。
- 細道でスカニアのトラックとすれ違ったときに「かっこいいなぁ」「運転上手いなぁ」と感じたら(※2)、その足で自動車学校に入校してみる。知らない世界は、意外とワクワクします。そして、やってみると、思っていたほど難しいものでもない。ただ、プロドライバーのスゴさは、実際に運転してみると、実感し直します。。
http://www.nyuto-onsenkyo.com/tsurunoyu.html
※2 スカニア(スウェーデン)のトラック(ScaniaJapan HP):
http://scania-griffin.com/scania-way/product/689
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少なくとも独り暮らしのうちは、
- <ストレスをためない心がけ>・・・一つのことに固執しない生活を送ること
- <ストレスの解消法>・・・上手に発散する方法
を習慣化することで、
自分が置かれた環境や、自身の性格とは、上手くやってきたつもりでした。
ただ最近はというと、
今まで作り上げた「心がけ」や「解消法」は、
全くと言っていいほど機能していませんでした。
これは、一体なぜなのか。。
「原因かもしれないこと」を思いつくままに、挙げてみようと思います。
ここでは、自分の感じることをまずは挙げることにして、
正しいかどうかの「是非」は、ひとまず横に置いておくことにします。
★ 「ストレスをためない心がけ」ができなくなった原因かもしれないこと
~ひとつのことに固執しない生活が送れなくなったのはなぜか?~
- 「ストレスをためない心がけ」ができなくなった(しなくなった)時期は、転職・結婚の時期と重なる。〔背景情報〕
- 転職により、休日が家族と重なるようになり、自分の時間が全くとれなくなった。
- 転職により、日々の業務に追われる生活になった。帰宅も12過ぎ、終電がなくなり、タクシー帰りとなることも度々。仕事と家を往復するだけの毎日。
- 休日も、独りで出かけることは決して許されなかった。自分の時間は、仕事と家の往復だけ。最後には携帯のGPSのスイッチまで入れられ、心身ともに身動きが取れなくなった。
- 職場の飲み会への参加も、簡単には許されなかった。子供が生まれるまでは。。
- 昼休みのランチ会への参加も、ままならず。。(時々勝手に行っていましたが・・・)
- 「夫の役割」「男としての責任」「男らしさ」というものを強く求められ、自由な考えを口にだすことすら、躊躇せざるを得なかった。(忘れたころに、相手のご両親の前で非難される)
- 家族である以上は、いつも一緒にいなければいけないという価値観を受け入れることを求められていた。
- 転職先の職場は安定していたことから、切迫して「今後のことを考える」必要がなくなった。
★ 「ストレスの解消法」を活用できなくなった原因かもしれないこと
~ 上手に発散することができなくなったのは、何故か?~
- 独りで車を運転することもなくなり、大声で歌って発散することもできなくなった。
- 転職、そして昨年度の異動で業務内容が大幅に変わったこともあり、早く仕事に追いつくために、仕事を自由に休むことすらままならなくなった。
- 異動後の帰宅は、また12時過ぎ。いつも郊外行きの深夜バス。。
- 30歳を過ぎてからの、体力の急激な衰え。・・・寝る暇も惜しんで何かをしていた20代とは全く違った。家に帰ってから、本を読む気になれない。気力があっても、体力が持たない。
- 二人目の子供が生まれたため、更に時間が無くなる。家に帰っても、小声でしか話せない。
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このように見返してみると、
転職、結婚後の生活、子供が生まれてからの生活の中で、
今まで使っていた「2段階のストッパー」は、効かなくなっていたことに気付かされます。。
ブレーキが利かないことにも気付かず、アクセルを踏み続けている。。。
そして、ブレーキを踏むことに気付く間もなく、壁に突き当たる。
この危ない状況に、最近は気付けていなかったようにも思います。。
もしかしたら、本当は気付いていたけれど、
自分の手には負えない「危険な現実」を見ないようにしていただけなのかもしれません。
ここで出てくるのが「お金の問題」です。
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学生時代から、お金がないことには苦労させられていました。
就職・転職により、
「お金に邪魔されず(言い訳にせず)、やりたいことを選択できる人生」を、
何とか手に入れたつもりでいました。。
そして、やりたいことをしながらも、
独身時代であれば、2桁程度の貯蓄は毎月できていました。。
ただ、結婚後に、家計は破綻しました。。収支バランスは、大幅な赤字続き。
大きな支出があるわけでもなく、小さな日常的な支出が漫然と重なり、
私の貯蓄からは、毎月のように数十万円単位の切り崩しが繰り返されていました。
このような状況が、半年、1年と続くと、やはり不安になってきます。
何とかしようにも、家族と話をすることすらままならない。。
明らかに異常な状況であるにもかかわらず、状況を改善する見込みすら立たない。。
支払日が迫り、妻の給与口座からの補填を頼んでも、
何度も何度もお願いし続けなければ、決して聞いてもらえない。。
そして、予定通りに支払いできないことも度々、、、
いつにも増して、ひどく言い争いをしていました。既に経済的に破綻していました。
「私のお金の使い方は問題ない。普通に使っているだけ。」
「贅沢もせず、今まで通り普通に使っているだけ。だから私は悪くない。」
「これはあなたが無駄遣いしているだけ。。。」
「みんなは、ブランドバックだってたくさん持っている。○○ちゃんなんて、毎月のように買ってる。」
「あなたは気付いていないだろうけど、あなたがやっていることは経済的DV。私は頑張っているのに、これ以上節約するなんてもう無理。辛すぎる。」
「私だって働きたくて働いているんじゃない。あなたがそんなこと言うんだったら、仕事なんて辞めてやる!」
家族内では、現実問題として直視されることはなく、
誰のせいか、誰が悪いのか、他人と比べてどうなのか、、という話に終始していました。
このままだと、
一旦離陸した飛行機は、どこかで力尽きて、必ず落ちる。
何事もなく着陸することはきっとできない。
自分が今できることは、できるだけ遠くまで飛ばし続けることだけだ。。。
そして、自分がどうなったとしても、
家族を持った以上は、せめて、何とかして、軟着地だけはさせないと。。
毎月のように切り崩される貯蓄を見ながら、半ばあきらめの心境でした。
子供もいる状況で、
学生時代の「お金が底をついた」状況が近いうちに再現されるかもしれない。。。
「何とかなるさ」という前向きで、楽観的な気持ちは、どこにもありませんでした。
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気付いておきたかったと思うこと
★ストレスの解消法について
転職して、結婚して、家族ができた後は、
独身の時には上手く回っていた「心がけ」や「解消法」は、全く役に立ちませんでした。
<ストレスをためない心がけ>・・・一つのことに固執しない生活を送ること
<ストレスの解消法>・・・上手に発散する方法
「2段階のストッパー」は、全く働きませんでした。
きっと、生活に大きな変化あるたびに、
今までの自分のやり方を、少しだけ疑ってみて、
これからの生活の中で使えるのかどうか、確認してみることが必要だと思いました。
学生時代、就職、結婚、子供が生まれる・・・
ほんの最近のように思っていたけれど、
私の学生時代は、もう20年近く昔のことでした。
輝いていた、チャゲ&飛鳥の「SAY-YES」も、大事MANブラザーズバンドも、
もう30年も昔のことです。
何となく最近のことのように感じているかもしれないけれど、
10年以上も昔の経験が、そのまま使えるわけなんてない。
意識して、考え方を定期的に更新してみることは、大切だなと思いました。
★そして、決して避けられない、お金の話。。。
使えるお金が手元から無くなると、本当に追い込まれます。。
守らなければならないものがある場合は、なおさらだと思います。
「何とかなるよ。。。」という方もいらっしゃるけれど、
きっとそれは、収支バランスだけは、上手にやりくりしていることが前提になっているのではないかと想像しています(経済レベルと生活の質を合わせる)。
バランスが取れず、貯蓄が増えるのは悪くない。。。
バランスが取れず、貯蓄が目に見えて減っていく、借金が増えていく・・・これでも、「何とかなるよ」(※)といえるのか、やはり気になります。
(※)本当にどうしようもなく追い込まれた時に、「まあ、なるようになるさ」と笑って言ってしまえる気持ちは、とても大切なものだと思います。すごく強くて、腹が座っていて、かっこいいと思います。
では、お金があれば、上手くいくのか。。。
確かに問題は顕在化しにくいけれど、
金銭感覚の違い、手元のお金を何のために使うか、という価値観の部分には、
簡単には理解し合えない壁がありそうな気もします。。。。
このあたりは、難しい。。
もう少しよく考えてみたいと思います。
※実業家・起業家の決断力と行動力はすごい。ただ、その行動力をカリスマ性は、軌道に乗った途端、あだとなる場合もあるようです。そして、一代で成長させてしまうような起業家は、多くの場合、同じ道を歩んでいるように感じました(傍から見ているだけです)。
※「何かをしたい!」と引っ張りたい人がいる。必然的に、引っ張られる側が生まれます。その時に、相手が創業当時のパートナーのように、引っ張る側と同じ感覚を持っていればよいけれど、軌道に乗った後に参画した「ひとまず働くだけ」「そこまでは頑張れない/頑張りたくない」ような人(引っ張られたい人)が増えると、創業者(引っ張りたい人)との間に必ず軋轢が生まれる。なぜ頑張らないのか、、と。そして、引っ張られる側、引っ張る側の両方が疲弊します。・・・家庭でも同じようなことが起きそうです。家庭内のパートナーは「創業時のパートナー」のように、同じ方向を向いていることは無いことを、肝に銘じておかなければ、、と思うところです。。もちろん、逆も同じですね。。
今日もありがとうございました。
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