昨日に引き続き同じお題【その4】です。
これまで整理してきた中で、
「共依存」という病的な関係が構築される原因、そして、
「共依存」の結果として「必然的に爆発が起こること」は、
実感を伴いながら、ひとまず理解できるようになった気がします。。
(注)当初は「共依存」には「与える側/受ける側」がいると捉え、二者の役割を区別して捉えていましたが、『共依存状態を望む者』が存在し、その影響を受けて「相互の人間関係の中で共依存状態が構築されていく」 と捉えた方が、より適当であるように思えてきました。。。
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ただ、「健全な人間関係」とされる「対等な親密性」については、
どのように構築していけばよいのか、まだ答えは見つけられていません。
『「共依存」⇒「対等な親密性」への転換』(「マイナス」⇒「プラス」への転換)
について考える前に、 もう少しシンプルに、
『何も問題を抱えていない “真っ白な人間” に、「対等な親密性」を獲得させる』
『これから生まれてくる子供たちに「対等な親密性」を獲得させる』
という観点から考えてみることにします。
※本日の内容も「アダルト・チルドレンと家族―心のなかの子どもを癒す (斎藤学 著)」を参考にしています。
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これから生まれてくる子供達に「対等な親密性」を獲得させるために
1.健全な家庭環境を提供する
- 子供達が、自らの「自己」を十分に発達させることができる環境である。
- 脅かしたり、責任を感じさせてしまったり、親の価値観を無理やり取り込ませられたり(※)することがない。(※)自己の安全を守るために、子ども自身が無意識的に「受け入れざるを得ない心理状態」となることも含まれると思います。
- 家族内の個人に対して、考え方・プライバシーを尊重する。・・・「全体主義的組織」「思想洗脳集団」としての家族は作らない。子の供の考え方をまずは真摯に受け止める。親の考えに拘束されることで安心感をもつ「家庭内の優等生」を作らない。
2.子供と正面から向き合う
- 見たり感じたことについて、躊躇なく言葉にすることができる。・・・疑問に感じたことは周囲の大人に質問できる。秘密やルールを強要したり、「話してはいけないこと」を作らない。
- 親は子供に対して、いつも関心を持とうとしている。・・・話しかけには応える、行動を観察する、子供の感情にまずは共感する。特に「無意識のふるまい」にも注意を向ける(成長過程における問題の早期発見⇒問題改善の契機)。
3.家族内で困ったことがあれば、相談し、解決できる
- 問題を認めた場合は、協力して解決に努めようとする。・・・現状維持/現状の正当化に執着しない。
- 家庭内の状況を「ありのまま」に見ようとする。・・・問題の矮小化、見なかったことにする、先延ばしはしない。自分の都合の良いように捉えない。
- 家庭内の誰かが声をあげた場合は、その声に真摯に向き合う。(困った場合は、問題を解決できる力を持った外部専門家に相談!。安易に素人は利用しない。感情移入され、問題がこじれる原因に。。)
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書籍も参考にしつつ、ひとまず 自分の言葉に置き換えてみました。
これからも思いつくたびに更新することになると思います。
※(早速追記)※
子育てのことを中心に記載しましたが、
きっと一生懸命になりすぎると、私の「完璧主義」と「こだわりの強さ」がまた暴走しそうです。妻は、私の「一生懸命な子育て」にはいつも冷ややかだったので、確実にぶつかるはず。。
【肝に銘じること】
① 個人の考え方・プライバシーは尊重。
② 問題については、時間を決めて協力して解決に努める。
③ 時間内に解決できなかったら、躊躇なく専門家に相談する。
(お金が・・なんていわれても、大きな問題の解決のための支出は気にしない。・・・ココ納得させるのが関門かも・・・)
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社会的な問題を「一番小さなところ」に落とし込むと、
最終的には「個人の世界観(考え方)」「個人の抱える問題」に行き着き、
「家庭内の問題」の解決策を探ろうとすると、
大きなことを言ってしまえば、
組織を作るときや、国家樹立するときの思想(※)にも参考になる「きっかけ」があるように感じてきました。
(※)どうしたら皆が幸せに生きれるか、争いは円満に解決できるか、社員の生活を守ってあげあられるか。。という樹立期の悩みを含むもの。「国民・従業員は義務を果たせ!」という考えとはちょっと違います。(注:私は雇われ人です)
もちろん、
組織や国家樹立の思想をそのまま家庭に反映すると「大惨事」が起こると思います。
ただ、解決策に行き詰まり、悩んだときに、
「似ているかもしれない観点」として、自分の中だけで参考にしてみるのも悪くないような気がします。
「何を今更当然のこと/青クサイこと言っているのか!!」「理論とか理屈ばかりこねて!」といわれそうですが(妻に)、自分の中では、なんとなく腑に落ちました。
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※ 明日は2回目のカウンセリング。先生にも色々お話してみようと思います。